『高校生』海外生活奮闘記

ベルギー生活2年目突入!海外生活を中心に親子で皆さんに伝えていきます。

ベルギーの気候は?日本と比べて過ごしやすいの?

こんにちは

 

今回はベルギーの気候について話したいと思います。

 

ベルギーの気候については旅行本を読めばある程度わかると思う人もいるかもしれませんが,住んでみないと分からないようなことがあると思うので,今回こうやって書くことにしました。

 

 

まず初めに,日本は温帯,(温帯湿潤気候)に対し, ベルギーは温帯の中でも”西岸海洋性気候”に位置します。

 

つまり,1年を通して温暖で過ごしやすい,四季がある。ということなのですが,住んでみて,桜や紅葉など,季節を代表するようなものをあまり見ないからなのかはわかりませんが,四季だなと感じたことはほとんどないです。

 

あえて,表現するのなら,夏か冬かの2つに分けられると思います。

 

色々な旅行ガイドには一年を通して少量の降雨がある,気温は東京よりも一年を通して低く,過ごしやすい。

 

と書いてあります。

 

一年中雨が多いのは大西洋沿いのヨーロッパの国に共通する傾向です。しかし,僕が思うに,ベルギーは’少量’どころではなく,さらに天候が変わりやすく,通り雨をカウントすると,一年の半分は雨ではないかと思うくらい雨の日が多いです。

 

学校で同じ部活の子が毎回練習の時に雨になっているのに気づいて「ベルギー人は日光に当たるチャンスがないから,絶対不健康だわ」と皮肉まじりに嘆いていました。

 

これによって,気温が暑すぎず,寒すぎずというのは本当ですが,は雨によってとても湿度が高いため,ジメジメした感じの日が長く続きます。

日本を灼熱の日々と表すのなら,ベルギーはどんより暑い日々といったところです。

しかし,ありがたいことに,日本のように'熱風'が漂っているということはベルギーではないので,日本ほどカラカラの暑さはないけれど,ジメジメすると思っておくと良いと思います。

 

反対に,冬について

冬はよく言われる”緯度のわりにそこまで寒くはない”というのが一番しっくりとくる説明文です。 ヨーロッパ,特にベルギー,オランダはスウェーデンなどの北欧にとても近いから凍える寒さだと思われがちですが,雪もほぼゼロです。

 

去年は3回ほど積もるくらいの雪が降りましたが,今年はおそらく1回も積もるほどの雪はブリュッセルでありませんでした。

 

雨は本当にたくさん降るのに,雪が降ってこないので冬はみんな雨を見るたびに「雪に変わってくれ」と願っていました。(笑)

 

 

こうやってみてみると,雨が多く湿度が高いのを除くと,比較的日本よりも過ごしやすいのではないかなと思いました。

 

日本の気候を聞かれると僕は毎回「めっちゃ暑いしめっちゃ寒い」と答えます。みんなには矛盾じゃんと言われますが,ホント暑くて寒いですよね!!!

 

夏は40℃を超えるし,冬は雪が数メートルも積もるところがあるんだよと説明すると,

「そっか,日本は大変な国だね」と少し引かれます。(笑)

 

 

 

それでは

^_^

 

 

 

ベルギーの自転車は面白い!!!

こんにちは!!

 

さて,今回は学校についての話というより,ベルギー,ヨーロッパの自転車について書きたいと思います。

 

ヨーロッパ,特にオランダのあたりでは自転車のイメージが強いのではないでしょうか?日本にいたときに「オーストラリアは人口より羊が多い」,「オランダは人口より自転車が多い」なんて聞いたことがあります。

 

実際にオランダに訪れてみて,さらにはベルギーで生活していて,本当に自転車が多いなと思いました。

 

個人的な話ですが,最近新しい自転車を買ってもらい町に出かけるようになって周りの自転車についてや自転車の大切さを見る視点が変わったので,ぜひみなさんに伝えておきたいとおもって書いています

 

自転車について驚いたこと

  1. 自転車人口
  2. 人気のわけ
  3. 日本とは違う驚きのルール

これらが大まかですが僕が自転車すごい!と思ったことです

 

詳しく書かせてください

1. 自転車人口

 

まずはこちらをご覧くださいませ。。

 

9. Belgium

  • People: 10,827,519
  • Bicycles: 5,200,000
  • Cyclists: ~48%

In Belgium 8% of all trips are made by bike. The average distance cycled per person per day is 0.9 km. Cycling is a national sport for the Belgians. Belgians are very serious about their bike. A real Belgian keeps an expensive, quality bike well maintained with functioning breaks and inflated tires and usually wears a helmet and a bright yellow vest to make him or herself visible to car.

https://www.spokefly.com/blog/top-10-countries-bicycles-per-capita/

 

なんと!ベルギーは自転車人口が世界で9番目に多いと言われています!!!

 

しかもしかも,よくみてみると人口の半分が自転車を使う!!老若男女関わらずたくさんの人が利用していることがわかります。

さらに下を読むと,ベルギー人の旅行時,8%は自転車とともに出かけるそうです。1日平均およそ1kmも自転車をこぐ!!

ベルギー人がいかに自転車と密接な関係かがわかりますね。

 

2. 人気なわけ

1. からの引用ですが,ベルギーでは自転車レースが盛んであり,サッカーのワールドカップ並みに盛り上がります。

毎年フランスで Le Tour de Franceツールドフランス)という自転車の大きな大会があります。2019年の大会スタート地点がベルギーBrusselsということもあり,大盛り上がりでした。

 

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ベルギーには自転車レースのレジェンドと呼ばれる人がいます。それはエディ・メルクス(Eddy Merckx)です。個人総合通算5勝という偉大な記録を持つベルギーの英雄です。

彼の名前のボードゲームがあるくらいベルギーの偉人です。(気になって僕もボードゲームを買いました。(笑))

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3. 日本とは違う驚きのルール

これはベルギーの道路の環境のことです。

ベルギー内ではほぼどこでも自転車専用の道があります

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ベルギーでは原則自転車は車と同じ扱いです。

なので自転車は車と同じ信号や標識に従い,左折(日本でいう右折)も交差点の真ん中まで行き,車と同じように左折(右折)します!!

自転車が車を追い越したり,車が自転車を追い越したりと日本ではありえないくらい自転車が車扱いされます。

僕も自転車で車の前を走っていると「後ろの車を待たせないように早くしないと」と思ったり,車を運転しているような感覚になり,信号待ちがすごく楽しい時間です(笑)

 

自転車に対する思いが大きいベルギー人達だからこそこうやって自転車目線での道路の整備が行われているんですね。

道路を見ただけで文化がわかるなんて感動的です!!

 

では ^o^

驚き!勉強法の授業!!!

こんにちは〜 ^_^ ^_^ ^_^

 

今回はつい最近(2ヶ月前)にあったテスト勉強法の勉強がありました。何かわかりにくくてすいません(笑)

 

僕がベルギーに来て2年後,カリキュラムの終わりとして大きなテストがあります。先輩に少しきたところ,僕がこれまで8つに分けて説明してきた教科たちをすべて復習しないといけない+大学入試にも影響するような大変なテストなので精神的に参ってしまう人もあると聞きました。

 

それだけプレッシャーのかかるテストということもあって,学校の授業を1日分全てを使ってどうやってテスト勉強をするのかという講義をわざわざ海外からスペシャリスト的な人を招いて聞きました。

 

個人的に色々な勉強法を調べるのが大好きなので,この授業はとても楽しかったです。

聞いたことがあるものが多いかと思いますが,ランダムに並んだ単語を覚えるために,それらの語句を使って1つのエピソードを完成させることで効率が上がると言ったことや,テスト計画表の立て方のコツを教えてもらったりしました。

さらには各教科の勉強時のポイントを教えてもらい,みんなでマインドマップを作ったりしました。メンタリストDaigoさんも言っていましたが,マインドマップは自分の必要な情報のみ,また,脳みその状態を文字として記録できるのでおすすめです。僕も理科の単元ごとにマインドマップを作ったりしていました。

 

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あとは,勉強の環境,体調管理の大事さ水の大事さ -勉強中の水は本当重要ですよ!!- なども学びました。

 

僕は初めの方に書いたように勉強法についての本が好きでいくつか読んだので聞いたことのある話が結構ありましたが,効率の悪い勉強をしている人にとってはものすごく価値のある1日になったと思います。僕も1日中色々なテクニックを聞くことができて楽しかったし,何よりテストへのモチベーションが上がりました!!!

 

1日の終わりに講師の方が「最後に,勉強法はこうやって聞くことも大事だが,良い参考として,最終的には自分にあった自分だけの勉強法を見つけて欲しい」と言われました。その通りだなと思いました。

 

勉強法というのは自分で見つけるのがいいとは思いますが,やっぱり成功者の話をもとにまずは形からでも初めて見ることが大切だと思います。

 

こうやって授業を使って一大イベントとしてテスト勉強をサポートしてくれる学校は心強いものです。!!!!

 

 

海外の授業について 8:English

こんにちは

 

今回はついに最終回,英語の授業について書いていきたいと思います!!!

皆さんが一番気になっていた授業なのではないでしょうか?

 

まず,英語の授業は2タイプあって,LiteraturerとLanguageの2つに分かれています。

Literatureでは主に読み物の分析をします。2年間で合計3冊の本を勉強しました。

1, Lord of the Flies(蝿の王)by William Golding,

2, The tempest(嵐)by William Shakespear,

そして3, Dr Jekyll and Mr Hyde(ドクタージキルとハイド)by Robert Louis Stevensonです。

 

個人的には最初の2つがしんどかったです。まず,学校に入学してきた初日,いきなり英語の先生から「はい,読んどいてちょ。」と言って分厚い本をもらいました。夏休みは残り2週間ほどしかなかったので,急いで読もうとしましたが,1時間で1ページ進むくらいのペースで,流石にモチベーションがなくなり,読み終えることがないまま学校1年目が始まってしまいました。

 

そして最初の授業,先生は僕がそんな状況でいるのにもかかわらず本を読んだ感想を2-3ページ書いて。との要求,,,

 

もちろん全く話を知らない僕は何も書くことができず,家に帰って日本語であらすじを調べて3時間以上かけて3ページの感想を書いたことを今も鮮明に覚えています。あれは大変でしたね。。。

英語の絵本も読んだことのない人がいきなり本を1冊読むのは信じられないくらい大変でしたし,ゆっくり読んでいる間にも授業ではすごいスピードで進んでいくので間に合わせるので精一杯でした。

 

2冊目のThe Tempestはあの有名なシェイクスピアーの喜劇です。これは全く聞いたことのない英単語や表現方法がたくさんあり,始めはシェイクスピアーの時代の文をまず,現代語訳にしてそこから理解していきました。

先生に難しすぎると相談したところ,「クラスの80%の人は理解していないよ」と言われ,少し心が安らいだ気がしましたが,テストのことを思うとやはり心配になり,何度も復習をしました。

 

 

次にLanguageについてです。

これは主に表現技法や創造力を使って工夫された英文を作るという勉強です。本のextractや新聞記事の一部を読んで,どう言った表現が読者を惹きつけるのかなどを勉強します。

加えて,詩の勉強もします。元々詩の読み取りが得意ではないのでやや大変でした。英語の詩は言葉と同じくらいリズムを大事にしているのでシラブル(音節)に注意して読み取る必要があったりと,日本は季語や情景描写がとても表現豊かだなと個人的に思うのに対し,外国はリズムを大事にしているのかなと思いました。(どちらも難しいです。泣)

 

英語のテストはいかに豊富な単語量を持っているか,それをいかに策略的に使って文を描けるか,そしてそういった表現方法を探し当てる力が大切です。

 

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海外の授業について 7:EAL

こんにちは,今回は英語の補助のための授業,

EAL[(Background)English as an Additional Language]

について描きたいと思います。

 

Background. English as an additional language (EAL) refers to learners whose first language is not English. The learner may already be fluent in several other languages or dialects, which is why the term English as a second language (ESL or E2L) is inappropriate and should not be used in inspection reports. 

 定義はこんな感じらしいです。いろいろ呼び方に違いはありますが,簡単にいうと英語が第一言語ではない人のための授業です。

 

僕は2年前日本からベルギーに移ってきたときは100%中学英語のみで英語を学んできた人だったので,EALの補助がとても役に立ったし,実に学び甲斐のある授業でした。

 

授業についてまず最初に書きます。2年のカリキュラムのうち,最初の1年目はEALの試験というものにむけて,ひたすら勉強をしていました。問題は日本の英検と同じようにListening, Reading, Writing そしてSpeakingの4つです。

 

テストのレベルはB2〜C1と聞いています。英検の準1〜1級と言ったところでしょうか。僕が1番苦労したのはリスニングでした。日本にいるときは本物の英語というものを全く聞いていなく,日常生活ですら聞き取れていなかったことがたくさんありました。なので,そこからテストに合格するまでレベルを上げるのが一番苦労しました。

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リスニングが伸びるためのコツについては自分なりに感じたことがあり,読んでくれている人に共有したいと思うので,今後,リスニングについての記事をかけたらなと思います。

 

ということで,1年目はとにかくテスト勉強をしていましたね。(笑)

 

それに加えて,僕の学校ではEALの先生が僕の普通の授業に付き添ってくれてノートを取ったり,授業を理解したりとヘルプをしてくれました。特に英語はいきなりネイティブの人と同じレベルの授業を受けていたのでEALのサポートが必須でした。僕一人のために隣に先生が付き添ってくれるほどのサポートをしてくれました。本当に感謝です。

テストの点数を取るために,過去問をとにかくたくさん解きましたが,良い点を取るために先生は「短時間でたくさん書く」ということを大事にして授業をしていました。

一つの絵を見せられて,それについてわかることを書くor作れそうな物語をつくる,or写真の中にいる人の一人になった気分で感想を書くなどといろいろなタイプの文をたくさん書かされました。

 

文法や新しい単語は量をこなせば体で勝手に覚えるからとにかく量をこなせというのが先生のスタイルでした。間違えても良いということを常に言われていたので,家で勉強したあるいは他の授業で習った単語や表現方法を積極的に使いました。

 

そして2年後,文を書きながら「おっ,この表現使ってやろ!絶対先生いい点つけてくれるやろ,だって結構自信あるもん」と思えるくらいのレベルまでの英語力をつけることができました。

 

僕のことを「英語」という世界のレールに乗っけてくれた,抱っこしてちょこんと置いてくれたのはそう,EALの先生のおかげです。

 

こうやって英語が出来ない人にも手厚いサポートをしてくれる環境というのは海外からくる外人にとってはとても嬉しいことです。

 

留学したいけどみんなのレベルは高いもんな〜。などと思っている人は安心してください!

自分とEALの先生を信じてひたすらに学ぼうという気持ちがあれば,英語力はついてきてくれると思いますよ!!!!!

 

 

 

海外の授業について 6:美術

こんにちは!!!

 

今回はシリーズ6つ目,海外の美術についての授業について書きたいと思います。

 

皆さんはヨーロッパの美術についてどのような印象を持っていますか?

  • ピカソゴッホバンクシー...と有名な画家はヨーロッパの人がほとんどだなぁ
  • ストリートアートとか,美しい建築物に囲まれた美術のエリアがヨーロッパだ!
  • 普通のお家でさえも芸術のように美しい

 

くらいでしょうか?

少なくとも僕は初め,そう思っていました。というか,今も思っています。

ヨーロッパの文化は日本の文化とはやっぱり違うところがたくさんあります。美術館が街の中心部には必ずと言っていいほどどの国にもありますし,ヨーロッパ人は全体的に美術鑑賞が好きだと思います(1日だけいくつかの美術館で,入場無料なんて日が毎月あるくらいです。)

 

それだけ絵に魅力を持たせるためには,絵についての知識が必要になってきます。よって,ヨーロッパの美術の授業はさぞかしすごいものだと思っていました。

 

せっかくヨーロッパの学校にくるチャンスがあるから,ぜひ習いたいと思い,平均くらいの画力の僕は美術を選ぶことにしました。しかし,これはとても大変な道を選んだことを後から気づくことになりました。。。

 

実際の授業は,美術の歴史を勉強したりするのかなと思っていましたが,『とにかく描け』というのが先生のモットーでした。なので,毎時間ひたすらスケッチをしました。宿題もたくさん出ました。毎回点数がつけられるし,忘れたら居残りさせられるので必死になって先生の顔を思い浮かべて描き続けました。思っていた以上に大変ということを教わった美術ですが,がんばった甲斐もあり,少しずつ絵が上手になってきました。スケッチブック1冊を終えてから最初のページを読み返してみると[なんでこんな簡単なものに1時間もかけたんやろ?]と思うくらいに成長できました。美術センスは確かに個人差はあると思いますが,誰でも頑張れば相当上手くなれます!!!これは美術だけではないですが,まさに継続は力なりですね。

 

では,ヨーロッパの美術についてはどうやって学ぶのか,それはすべて自分で興味のある画家を徹底的に調べてスケッチブックに書き写していきました。技術が伴ってきていたので,模写もたくさん描きました。

 

ヨーロッパの地理的な良さのおかげで他の国の美術館へも比較的簡単に行けるので,有名な画家の美術館へ訪れてはレポートとしてまとめて記録を残していくうちに,その人の歴史や描きかたの特徴を学びながら自分の作品へ取り入れることができるようになってきました。

 

先生がとにかく描け!と急かしてくれたおかげでもありますが,日本の高校だったら出来ないような経験をできたので毎回の授業が美術だけは専門学校に通っている雰囲気でした。

 

ヨーロッパ=ハイレベル美術 という方程式の解を授業を通して見つけることができました。

 

本気で美術を学びたいのならば,僕は海外に住んでヨーロッパ美術を学ぶことを強くお勧めします!!!!

 

 

※ちなみに知っている日本人の画家第1位は断トツ"葛飾北斎"でした。圧倒的な人気です。なので,美術が好きな人には北斎トピックを切り出してみるのが良いでしょう(笑)

f:id:okinagoshi:20200530070434j:plainこんなもの作っちゃうくらいです(笑)

Impression sur toile « Hokusai, munch ou van gogh? », par briochina | Redbubble

 

 

では,また次回で!!!!

海外の授業について 5:DT(Design Technology)[技術]

前回に引き続き,海外の授業についてのコーナーです!

 

今回はDT,技術の教科について書いていきたいと思います。

 

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DTというのは技術家庭科の家庭科を取り除いたものと思ってもらえると良いです

ひたすら物づくりをするといった感じの教科です。

僕は個人的に物づくりが昔から好きなので,DTは選択科目の一つなのですが,迷うことなく選びました。

 

まず,一番最初に言いたいことは『設備がすごい!!』

 

たくさんの機械に囲まれながら授業をしているといった表現が正しいと思います。

物凄い量の木材,金属,プラスチック等が地下倉庫いっぱいに置いてあり,教室4〜5個分の広さのあるWork Shopには色々な種類の部品,道具が並んでいます。3Dプリンタなんていうものもあり,いつもワクワクしています。

 

しかし,授業は物づくりだけなのかと言われるとそうではありません。むしろ,ものを作るということはとても時間がかかることなので朝早く,放課後,などに時間を見つけて作る時間の方が多いです。

 

授業の時間には何をするのか。

一言で "技術"と言っても,生産する上での環境問題や色々な最先端の素材を学んだり,大きな工場での生産システムを学んだりと,かなりハイレベルなことも勉強します。設計の仕方を学んでCADというコンピューター上での設計図を書いたりと,目に見える将来役にたつ技術を教えてくれます。

 

ただ,最初の方はやはり授業が本当に大変でした。前に歴史の授業が大変だったと書きましたが,技術の方が何倍も難しかったです。一番苦労したのは色々な器具の名前を覚えること。実は,最初のテストでは20点中4点しか取れませんでした。汗。日本語でも覚えるのが大変な道具ばかりだったわけですが,先生がある日,広いWork Shopにあるすべての道具の名前を覚えろと言われたときには気絶しそうでした(笑)

 

 

okinagoshi.hatenablog.com

 

まあ,それは実は先生の冗談だったのですが,それが冗談だったことすらわかっていなかった英語力だった当時の僕は必死に覚えようとしました。(結局全ては覚えれませんでしたが...)

 

頭を使ってものを作り出す技術&手を使って作りたいものを完璧に作るという技術

いかにこの2つを両立するかが技術を学ぶ上で大切だと身をもって感じました。

 

物づくりでは,実際にこの世の中に足りていない様なものをみんなが考えて,それを作ろうというプロジェクトをしました。

1年目は学校全体の読書への関心を高めようということで,BookBoxを作って,自分の本と箱の中の本を交換できる様な箱を作りました。

2年目は学校外で困っている人を助けようということで,僕はベルギーの学校が毎年悩まされているであろう,落ち葉を集める機械を作ろうと設計をし,何度も依頼人の人のもとを訪ねました。コロナウイルスのせいで学校が閉まってしまい,完成まではいきませんでしたが,来年,学校に戻ったときには完成させたいです。

 

日本でいう技術家庭科は数学,国語,英語などよりは軽くみられがちですが,完全な設備に囲まれ,デザインから想像力を湧きたたせて作りたいものが好きな様に作れる環境はまさに自分のやりたいことを伸ばす教育だなと感じました。

 

また次回でお会いしましょう^o^