『高校生』海外生活奮闘記

ベルギー生活2年目突入!海外生活を中心に親子で皆さんに伝えていきます。

海外の授業について 6:美術

こんにちは!!!

 

今回はシリーズ6つ目,海外の美術についての授業について書きたいと思います。

 

皆さんはヨーロッパの美術についてどのような印象を持っていますか?

  • ピカソゴッホバンクシー...と有名な画家はヨーロッパの人がほとんどだなぁ
  • ストリートアートとか,美しい建築物に囲まれた美術のエリアがヨーロッパだ!
  • 普通のお家でさえも芸術のように美しい

 

くらいでしょうか?

少なくとも僕は初め,そう思っていました。というか,今も思っています。

ヨーロッパの文化は日本の文化とはやっぱり違うところがたくさんあります。美術館が街の中心部には必ずと言っていいほどどの国にもありますし,ヨーロッパ人は全体的に美術鑑賞が好きだと思います(1日だけいくつかの美術館で,入場無料なんて日が毎月あるくらいです。)

 

それだけ絵に魅力を持たせるためには,絵についての知識が必要になってきます。よって,ヨーロッパの美術の授業はさぞかしすごいものだと思っていました。

 

せっかくヨーロッパの学校にくるチャンスがあるから,ぜひ習いたいと思い,平均くらいの画力の僕は美術を選ぶことにしました。しかし,これはとても大変な道を選んだことを後から気づくことになりました。。。

 

実際の授業は,美術の歴史を勉強したりするのかなと思っていましたが,『とにかく描け』というのが先生のモットーでした。なので,毎時間ひたすらスケッチをしました。宿題もたくさん出ました。毎回点数がつけられるし,忘れたら居残りさせられるので必死になって先生の顔を思い浮かべて描き続けました。思っていた以上に大変ということを教わった美術ですが,がんばった甲斐もあり,少しずつ絵が上手になってきました。スケッチブック1冊を終えてから最初のページを読み返してみると[なんでこんな簡単なものに1時間もかけたんやろ?]と思うくらいに成長できました。美術センスは確かに個人差はあると思いますが,誰でも頑張れば相当上手くなれます!!!これは美術だけではないですが,まさに継続は力なりですね。

 

では,ヨーロッパの美術についてはどうやって学ぶのか,それはすべて自分で興味のある画家を徹底的に調べてスケッチブックに書き写していきました。技術が伴ってきていたので,模写もたくさん描きました。

 

ヨーロッパの地理的な良さのおかげで他の国の美術館へも比較的簡単に行けるので,有名な画家の美術館へ訪れてはレポートとしてまとめて記録を残していくうちに,その人の歴史や描きかたの特徴を学びながら自分の作品へ取り入れることができるようになってきました。

 

先生がとにかく描け!と急かしてくれたおかげでもありますが,日本の高校だったら出来ないような経験をできたので毎回の授業が美術だけは専門学校に通っている雰囲気でした。

 

ヨーロッパ=ハイレベル美術 という方程式の解を授業を通して見つけることができました。

 

本気で美術を学びたいのならば,僕は海外に住んでヨーロッパ美術を学ぶことを強くお勧めします!!!!

 

 

※ちなみに知っている日本人の画家第1位は断トツ"葛飾北斎"でした。圧倒的な人気です。なので,美術が好きな人には北斎トピックを切り出してみるのが良いでしょう(笑)

f:id:okinagoshi:20200530070434j:plainこんなもの作っちゃうくらいです(笑)

Impression sur toile « Hokusai, munch ou van gogh? », par briochina | Redbubble

 

 

では,また次回で!!!!