海外の授業について 8:English
こんにちは
今回はついに最終回,英語の授業について書いていきたいと思います!!!
皆さんが一番気になっていた授業なのではないでしょうか?
まず,英語の授業は2タイプあって,LiteraturerとLanguageの2つに分かれています。
Literatureでは主に読み物の分析をします。2年間で合計3冊の本を勉強しました。
1, Lord of the Flies(蝿の王)by William Golding,
2, The tempest(嵐)by William Shakespear,
そして3, Dr Jekyll and Mr Hyde(ドクタージキルとハイド)by Robert Louis Stevensonです。
個人的には最初の2つがしんどかったです。まず,学校に入学してきた初日,いきなり英語の先生から「はい,読んどいてちょ。」と言って分厚い本をもらいました。夏休みは残り2週間ほどしかなかったので,急いで読もうとしましたが,1時間で1ページ進むくらいのペースで,流石にモチベーションがなくなり,読み終えることがないまま学校1年目が始まってしまいました。
そして最初の授業,先生は僕がそんな状況でいるのにもかかわらず本を読んだ感想を2-3ページ書いて。との要求,,,
もちろん全く話を知らない僕は何も書くことができず,家に帰って日本語であらすじを調べて3時間以上かけて3ページの感想を書いたことを今も鮮明に覚えています。あれは大変でしたね。。。
英語の絵本も読んだことのない人がいきなり本を1冊読むのは信じられないくらい大変でしたし,ゆっくり読んでいる間にも授業ではすごいスピードで進んでいくので間に合わせるので精一杯でした。
2冊目のThe Tempestはあの有名なシェイクスピアーの喜劇です。これは全く聞いたことのない英単語や表現方法がたくさんあり,始めはシェイクスピアーの時代の文をまず,現代語訳にしてそこから理解していきました。
先生に難しすぎると相談したところ,「クラスの80%の人は理解していないよ」と言われ,少し心が安らいだ気がしましたが,テストのことを思うとやはり心配になり,何度も復習をしました。
次にLanguageについてです。
これは主に表現技法や創造力を使って工夫された英文を作るという勉強です。本のextractや新聞記事の一部を読んで,どう言った表現が読者を惹きつけるのかなどを勉強します。
加えて,詩の勉強もします。元々詩の読み取りが得意ではないのでやや大変でした。英語の詩は言葉と同じくらいリズムを大事にしているのでシラブル(音節)に注意して読み取る必要があったりと,日本は季語や情景描写がとても表現豊かだなと個人的に思うのに対し,外国はリズムを大事にしているのかなと思いました。(どちらも難しいです。泣)
英語のテストはいかに豊富な単語量を持っているか,それをいかに策略的に使って文を描けるか,そしてそういった表現方法を探し当てる力が大切です。
ここまで,8回に分けて僕がこの2年間で学んだ教科について,語らせてもらいました。すべての教科にも言えることですが,どの道を選んでも絶対いい点数とってやる!とか,成長するために今勉強してるんだ!などと,強い決意がないと本当にすぐにポキっと心は折れてしまいます。今回の記事に書きましたが,本を1ページ1時間かけて読んだこともありました。始めは穴埋めの問題も教科書から探して完了させるのに日本語なら3分で終わるのに30分もかかったこともありました。ただ,僕がここまで続けられた理由の一つに「絶対みんなに追いついて,さらには追い越してやるぞ!」という気持ちや,「日本を離れるときにいっぱい応援してもらったから,成長するまで帰ってこないぞ!」と自分を励ましながら頑張ることができました。
英語での授業は始めは大変ですが,慣れてこれば新しい勉強の世界に入っていく権利を得ることができます。
僕はこれからもStay Hungry. Stay Foolish.を忘れずに頑張ります!!!