『高校生』海外生活奮闘記

ベルギー生活2年目突入!海外生活を中心に親子で皆さんに伝えていきます。

海外の授業について 1:数学

こんにちは

 

今日から数日間をかけて,海外の学校の授業について書いていきます。

 

今回は数学について

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まず,皆さんは海外の数学授業について,どう思っていますか?

 

  • 日本の数学は海外から見てもレベルの高いものである
  • 日本の数学がめっちゃむずいから海外の数学は案外簡単なんじゃない?インドとかは別だけど(笑)
  • でもしかし,フェルマーオイラーガロアガウス...と有名な数学者はほとんど外人だよ!だったら海外の方がすごいんじゃない?

これが僕がここにくるまで思っていたステレオタイプです。。。

 

 

しかし,実際に海外の授業を受けていて明らかにわかったことがあります。それは,

得意でないことを無理やりトップレベルになるまで勉強させるよりも,好きなこと,得意なことをどんどん伸ばしていこう

という方針で常に先生は授業を行っている。ということです。

 

だから,数学の授業ではできる人たちが集まって,できない人たちが集まって,それにあったレベルの授業をしています。クラスとクラスで比べてしまうと,かなりの差ができてしまうかもしれませんが,そのかわり一人だけ置いてかれるということはありません。

しかも,頑張れば頑張るほど,先生はそれを認めてクラスアップをさせてもらえるので,"競争心"はとても高い状態で授業を受けています。

 

僕は元々数学が好き&まあまあ得意 だったので,クラス分けの試験では英語がわからなく,文章題などはほぼ全滅だったと思いますが,計算問題は難しいものも全て解くことができ,セット1→ 一番上のクラス で勉強をすることができました。

 

 

さて,レベルですが,,,

日本と比べるのは難しいです。

 

なぜかというと,日本の数学は1つの単元を一度にまとめて,さらに細かくまで勉強するのに対して,僕の学校では広く浅くを毎年行うからです。

 

なんと,日本でいう中3のときにこっちの学校に来てからいきなり微分をやりました(笑)

そしてその後,連立方程式(中2かな?)をやったと思ったら,二項定理!!!!わぉ

 

一言で言うと,『広く,浅く,何度も』といったかんじでしょうか。

 

学校には数学といっても,実はNormal MathsとFurther Mathsの2つがありました。

Further Mathsは一番上のクラスのさらに限られた人のみが勉強することができます。

Further Mathsは[できない人は本を開くことが許されない(笑)]と言われたことがあり,勉強しているだけで尊敬の目で見られ,数学ができることを誇りに思えます。

しかし,それだけあってかなり難しい内容です。(数II, III あたりを中学~高校1年生が解く)

数学を究めることは道がさらに遠く遠くになっていきます。まさに愈究而愈遠[いよいよ究めていよいよ遠し]ですね。

なので実をいうと,理科の専門用語よりもてこずっていたかもしれません(笑)...

 

良い偏見なのですが,「アジア人は数学が超得意」と多くの人が思っています。

海外で勉強したいなら数学ができるは必須と思っておくべきです。

 

僕が英語が全然できていなくても数学クラス分け試験で良い点を取れたことのように,数学は比較的,言語(英語)が必要ありません。

 

 

なので英語で少してこずっていたり,何かで飛び抜けたいと思うのであれば,数学を極めてみるのも英語を学ぶ上で実は近道になったりするかもしれません。

 

他の教科の特徴についてもいずれお伝えしたいと思います ^o^